人を犯す罪〜強姦と諦観と快感〜

性犯罪被害の経験がある方には気分を悪くする記事であるかもしれないことを先に申し上げておきます。

パンツ!
皆さんは性犯罪、とくに強姦についてどのような印象を持ちますか。卑劣な行為で、異常者がするもの。そんな風に考えてはいませんか。

残念ながら、性犯罪はもっと近いところにあります。身の回りの5人くらいに声をかければ、一人はそういった願望が持っているとしても不思議ではありません。

そのような願望を行動に移すことが異常だ。そういった意見もあるでしょう。ここで、興味深い次の資料を見てみてください。

これは私がTwitter上で取ったアンケートとなります。票数があまり多くはありませんが、これをもとに話を進めます。

女性について、過半数近くにのぼる人がある状況下では性犯罪被害を警察に届け出ないと表明しているのです。

これは喜ばしい

好きな子と好きなことをしたいと考えている人にとって、これは実に喜ばしい結果であります。悪質な犯罪行為であるにも関わらず、50%くらいの確率で何ら罪に問われることなくそれを実行できるのです。その上、好きな子と好きなことをしている動画が手に入るのですから、願ったり叶ったりです。味をしめてそのような悪質行為を影で続けている人もいるかもしれませんね。

私もかねがね、好きな子と好きなことをしたいと考えていました。放課後の教室で女の子を待ち伏せていたこともありました。心の中のほんのすこしの良心と、大きな恐怖心が理性として働きそれを止めましたが、このような資料を持っていれば実行に移してもおかしくないものでした。

これは実に喜ばしくない

しかし、私はふと我に返り、思ったのです。

もしかしたら、私の好きな子は好きでもない人に無理やり性行為を強要されたあげく誰にも言えず一人で抱え込み、そんなことも知らないまま私は彼女を想っているのではないか。

と。そう思うと、不安で不安で仕方なくなります。あの子の笑顔の裏にそんな過去があるとしたら、それは耐えられないことです。ぎゅっと抱き締めてあげたくなります。

ブルマーの最終定理

ここまでの話から、私が言いたいのは次のことです。

犯罪行為を先のことも考えず実行に移すような異常者も確かにいます。ですが、そうでない普通の人間、少し不安定なだけの人間がそのような犯罪行為を実行に移すとすれば、それには何かきっかけがあります。先のアンケートの結果は、まさにそのきっかけになり得るものなのです。

たとえそれが嘘であったとしても、私たちは自らの人権を守るために、警察に届け出る、に投票するべきでしょうし、実際にそうできるかは別としてそのような心構えでいるべきでしょう。潜在的犯罪者を本当の犯罪者に変えないためには、そういった抑止力や社会通年が必要となります。

これらは私の思考実験でしかありませんが、本当にこのような被害に遭われ、誰にも言えずに悩んだり塞ぎ込んでいる方へ。今はまだ消えない恐怖心や人間への不信感があると思います。でも、あなたを心から支えてくれる人がいることも事実です。私はあなたにとってそうでありたい。そしていつか、忌まわしき過去から新しい未来へ一歩踏み出せたとき。

私と愛のある行為をしましょう。