おっぱいに目が行ってしまうのは
「おじさん!聞いて!」
「どうしたのかな?」
姪は神妙な面持ちでまだ膨らみのない小さな胸に手を当てました。
「知らない人がね、美香のおっぱいをじろじろ見るの!」
泣き出しそうな姪の背中をさすり、頭を撫で、その手の匂いをひと嗅ぎしてからおじさんはうなづいてみせました。
「それはね、メルヘンなんだよ」
メルヘン2:おっぱいに目が行ってしまうのは
姪はきょとんとした顔でおじさんを見つめます。
「メルヘンなの?」
「そう」
おもむろに姪の胸へ手を伸ばし優しく触れると、それでも姪はピクリと肩を上げました。
「美香ちゃんは、自分のおっぱいを舐めたことがあるかな?」
「んーとね、ないよ。だって届かないもん。んっ」
平らな大地に仄かに芳しく咲く一輪の花をさすると姪は甘い吐息を漏らしました。
「おっぱいはね、とってもとってもおいしいんだ」
「そうなの…?」
訝しげな目を向ける姪。その胸の未来を夢想しながらおじさんは耳元に口を近づけました。
「本当だよ。あんず飴みたいに甘くって、チョコレートみたいに濃厚で、マシュマロみたいに柔らかいんだ。でもね、不思議なことにおいしいのは女の子の、女性のおっぱいだけ。赤ちゃんがお母さんのおっぱいにだけ甘えるのはそれが理由だ」
「そうなんだ…!」
「だから、みんなも美香ちゃんのおいしいおっぱいを舐めたくて舐めたくて仕方がないんだね。みんな、おっぱいに目が行ってしまうのは、おっぱいがおいしいからだよ」
姪は納得がいったというように手を叩いて、目をキラキラさせておじさんを見つめたのです。
「でも、知らない人におっぱいを舐められるのは嫌だろう?」
「うん!イヤ!」
「美香ちゃんの大切なおっぱいは、美香ちゃんの大切な人にだけ舐めさせてあげようね」
「…おじさんも美香のおっぱい、舐めたい?」
イタズラっぽく笑う姪の顔にあてられて、思わず息を飲んでしまう。だが、強いて言うならおじさんは、もう少し実ったおっぱいが好みだ。
「美香ちゃんがもう少し大人になったらね」