2017年7, 8月の総評

人気の一句

7月分をサボっていましたので、二ヶ月分の総評をしたいと思います。




7月に投稿されたこちらの二句が人気でした。中でもやはり圧巻なのは「保母さんと〜」の方でしょうか。

保母、ほのぼの、ほぼ。エッチ、園児。この辺りが語感の統一感とリズミカルな響きを生んでいることは言わずもがな。それはさておき575の中で、ここまで保母さんとの性行為を情景豊かに描けた作品が未だかつてあったでしょうか。微笑む保母さんの決してほのぼのとはしていないおっぱいに甘えた男が顔を押し付けくんすかくんすかしている光景が、私には見えます。

二句目の方ですが、イニシアチブというのは「主導権」みたいな意味合いです。M男ゆえに主導権を握られてしまうわけですね。加えて、恥部も握られてしまうわけです。それはつまり、イニシア恥部なのです。

お気に入りの一句

数が多いので、特に気に入ったものだけ紹介していきます。



特に解説することもありませんが、童貞のくせにちょっとふてぶてしい態度なのがいい感じです。ぼくと墨はかかってます。



これは我ながら素晴らしい作品を生んでしまいましたね。

「たち」という言葉が上五、中七、下五の全てに入っていることにお気付きでしょうか。それだけではありません。「おれ」という言葉も上五、中七、下五の全てに入っているのです。5+7+5=17文字という制約のうち、2×3×2=12文字がこのギミックを構成しつつ、崩れることのない文脈。それどころか、「折れたちんこ」という絶望からの「立ち直れ」という強いメッセージ。

天国で見てるか松尾芭蕉。負けねえぞ。



声に出して読んでください。私からは以上です。



きーみーがーいたなーつーはーとおいーゆーめーのなかーあー

きーみーがーいたなーつーワンナイトーラーブーのなかーあー

おわりに

ここのところ、松尾芭蕉としてのモチベーションが高まってマスターベーションにも精が出ます。より良い一句を詠んでいきますので、皆さんもスタンディングオベーションでお願いします。