初めて献血いった

 

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画像引用元 https://www.bs.jrc.or.jp/kk/hyogo/special/m6_03_00_kenketsucyan01.html  

この記事は、献血に興味はあるのにあと一歩が踏み出せずにいる方に向けて書いています。

今日は娘の運転免許更新の付き添いで免許センターへ行きました。予定では待合室でパソコンでも開きながらお気に入りのアダルトコンテンツを楽しもうと思っていたのですが、このご時世、どうも更新者以外は屋内には入れず外で待たなければならない様子。この寒空の下で待つのもなあ、とあたりを見渡すとそこには献血センターが。

献血。何度も街中で見かけてきましたが、恥ずかしながら一度もしたことがありませんでした。そもそも体重制限の問題で献血することができなかったのもあり、見て見ぬふりを続けてきました。というのは半分言い訳で、献血する勇気が湧かなかったからです。だって、人間の身体から何百mlもの血液を抜き取る、そんなの神をも恐れぬ無謀な行為ではありませんか。動物が為して良いこととは思えません。人智を超えています。

とはいえ、数十分の暇を持て余すことになってしまう今、寒い思いをしてスマホの小さい画面でアダルトコンテンツを楽しんだところで萎縮した芋虫は蛹となって羽化することもありません。私は献血センターの前をしばらく右往左往したのち、足を踏み出しヌきヌきしてもらうことに心を決めたのです。

初めての献血〜受付〜

扉をくぐると、スタッフの方がすぐに気づいてお出迎えしてくれました。アルコール消毒をして体温を測ってもらいます。この辺りは2020年のお作法ですね。

まず受付です。恥ずかしい気持ちになりながらも、正直に初めての献血であることをお伝えすると、一から丁寧に献血時の注意事項を教えてもらえます。初めてでなくても教えてもらえるかもです。名前や年齢、身長体重などを自己申告して受付完了です。このとき、身分証明書が必要になるので注意しましょう。コロナ禍で体重が10億kg増えていたおかげで安心して献血できますね。

初めての献血〜問診〜

受付が終わったら荷物やコートをロッカーに預けます。携帯は持っていても問題ないので待ち時間が長くても暇つぶしできますね。

パパッと血圧を測り(緊張していたのでめちゃ高かった)、問診に回答していきます。海外渡航歴や既往歴によっては献血を受けることができないので正直に回答する必要があります。ここで嘘をついてしまうと自分自身だけでなく、お血血を提供する相手にもご迷惑をおかけしてしまうので偽りなく回答しましょう。

気になった設問が一つあったので共有します。

6ヶ月以内に不特定の異性または新たな異性との性的接触がありましたか?

ここ半年以内…半年以内…つぼみさん…飛鳥りんさん…三上悠亜さん…石原莉奈さん…不特定多数の異性…あの時間を無かったものとしていいのか…私は…私は…

私は…!!!

 

 

初めての献血〜医師問診〜

問診を終えるとスタッフの方が来てココアを渡してくれました。寒いとお血血が取りづらいので、温かい飲み物で身体をポカポカにする必要があるようです。ココアは美味しいですね、愛須心亜さんのことが頭によぎります。

身体がほくほくしたら献血ルームへ向かいます。まずは医師の問診を受けましょう。問診で回答したことの復唱のようなことを先生と行います。あまりやる気の無さそうなお医者さんでしたが仕方ありません。気を取り直して次へ向かいました。

初めての献血〜前検査〜

血を採る前に、献血を行っても問題がないか確認するための検査を行います。看護師の方が対応してくれます。

右手の中指に針をチュッと刺してチュッとお血血をヌきます。検査液に混ぜ合わせると簡易の血液型検査、ヘモグロビンなどの検査を行うことができるようです。凄いですね、あんな少量を取ることで検査ができてしまうんですね。

検査の結果、私のお血ん血んは献血をしても問題ない健康な状態でした。やったー!いよいよ献血です!

初めての献血〜採血〜

検査も無事終わり採血のため、美容院でシャンプーするときみたいなソファに座ります。居心地の良いソファでとてもリラックスでき、加えてテレビ付きです。

腕を少し強めに縛って血管を浮き上がらせたのち、健康診断のときより少し太い針をプスッと刺します。さすがにちょぴっと痛いのですが、なんでも鑑定団を見て気を紛らわせます。不思議なもので、痛いのは少しの間だけですぐに気にならなくなりピュッピュッと元気に出ていきます。ヌいている間は頭にしっかり血が回るよう、足先を伸ばしたり戻したりします。また、受付で渡されたスポーツドリンクを飲んだりします。そんなことができるくらいには痛みも何もなくのんびりしていました。

あっという間に400mlが溜まりました。かつては私のあれをパンパンにさせていた血液が容器をパンパンに膨らませているのを見るのは壮観ですね。

初めての献血〜事後〜

そんなこんなで特に怖いことも痛いこともなく無事に献血を終えることができました。献血後は貧血状態になることもあるので、15分ほど安静にします。その間、サービスの飲み物やお菓子が食べ放題、さらに17アイスまでご馳走になれました。至れり尽くせりです。

そうしてひと段落し、とくに頭がぼーっとすることもなく無事に献血を終えた私は初めての献血センターを後にしたのでした。

さいごに

いかがでしたか。始めはあんなに敷居の高かった献血も、終わってしまうとあっという間でした。だいぶのんびりしてしまったので1時間ほど滞在しましたが、4, 50分もあれば十分に終わるので「少し時間が空いて暇だな」というときには本当におすすめです。

苦手な方は無理しない方が良いかと思います。でも、健康診断の採血に特に抵抗感がないような人はなんてことなく献血することができると思います。

血液というのは人工的に作ることができず、また保管できる期間も限られているそうです。そのため、常に献血に協力できる方を募集しています。ボランティア行為ではあるのでちっとも興味がない人に無理強いはできませんが、ちょっと怖いなあ、という気持ちだけで献血に足を運べていない方にとって、この記事が足を運ぶきっかけになれば何よりです。