会話的手法 - 総集編

作品の数が増えるにつれ、過去の作品は忘れ去られ、新しい作品の刺激は弱くなる。芸術に生きるとは、多くの人間が地盤を固めることに努めるのと全く異なったやり方で、つまり、自らの足元を削り出し、切り立った岩肌の上に自らを追いやることに努める、そういう生き方なのです。

増えた作品の中でも思い入れの深い、会話的手法を用いた作品をここにまとめておきます。

中出し

「中出すよ!」
「中出しちゃイヤ!!」
「うおお出る!!!」

「中はダメ!」
「うるせえ出すぞ!!」
「いやあああ!!!」

「中出すよ」
「コンドームして」
「ピル飲んで」

「もうイきそ」
「中で出してえ!」
「えっいいの?」
「種付けしてえ!」
「(うわちょい引くわ…)」

「中出すよ」
「あああんいやあ!」
(ドピュッドピュ)
「責任とって!」
「結婚しよう」

これらの作品を読んでみなさんはどんな気持ちになるのでしょうか。私はただ、中出しという行為の尊さに目頭を熱くするばかりです。

その他

「痛くない?」
「うん大丈夫」
「動かすよ」

「5度上で」
「「あんあんあんあん」」
「気持ちいい!」

「ねえイッた?」
「(嘘だけど)うん♡」
「本当に?」
「(うるせえ)ホント♡」
「相性いいね♪」

「挿れていい?」
「早く挿れてよ」
「うっイッた」

Cカップ「わたし貧乳だからさ〜」
Aカップ「はあ?何言ってんの?」

「ああんイく!」
「イくフリすんな」
「演技してやってんだから有り難がれよ」

「もうイきそっ」
「まだイっちゃだめ♡」
「あっあっうっ」

いやあ、我ながら会話的手法は良いですねえ。情景が目に浮かび、並々ならぬ臨場感をもってその空間の温度、湿度、色、匂い、音などが伝わってくるようです。

人は、会話の中でしか人と理解し合えないと考えています。もちろん、会話の中には手話や身体同士の会話なども含まれます。私たちは会話を通して自らを伝え、相手を受け止め、許し、許されて生きていく。その中に、生の充実を見出すことができたなら、少しはこの世に生まれた意味があったと言えるのかもしれませんね。