性小納言の記録

 

 

今年もありがとうございました。松尾芭蕉のアカウントでは、一句以外のツイートをすぐにツイ消ししてしまうため記録として今年のエイプリルフールを残しておきます。

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枕草子

  • 原文

春はあけぼの。 やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

夏は夜。 月の頃はさらなり、闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。 雨など降るも、をかし。

秋は夕暮れ。 夕日のさして、山の端いと近くなりたるに、烏の、寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。 まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。 日入りはてて、風の音、虫の音など、はた、言ふべきにあらず。

冬はつとめて。 雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。 霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。

精子

  • 原文

春はJKモノ。やうやうデカくなりゆく股ぎは、すこしテカりて、白濁だちたる液の深く中出したる。

夏は揉む。 女児の頃はさらなり、膣もなほ、ばきうむのごとく引き締まりたる。 また、ただ六つ九つなど、ほのかに口混じりて行くも、をかし。 潮など吹くも、をかし。

秋はコスプレ。 バイブのさして、山の頂いと近くなりたるに、はやイッちゃう、イくとて、三つ四つ、二つ三つなど、ローターさへ、あはれなり。 まいて、カリなどのつらねたるが、周り囲みたるは、いとをかし。 イきはてて、息の音、胸の音など、はた、言ふべきにあらず。

冬はコタツで。 足の蒸れたるは、言ふべきにもあらず。 肌のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、マフラーなど厚く巻きて、脚見せわたるも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるぬるローション塗りいけば、非モテの子も、赤きがちがちに勃ちて、わろし。

  • 現代語訳

春はJKモノ。 だんだんと膨らんで、股のあたりから飛び出した先端がほんのりと光り、奥で中出しした白濁液が溢れ出す。

夏はおっぱいを揉む。 女児はもちろん、膣もまた、バキュームのようにきつく引き締まっている。 また、ただシックスナインなどで、口淫で交わり合っていくのも良い。 潮を吹くのもまた良い。

秋はコスプレ。 バイブをさして、絶頂が迫りこようという頃、もうイっちゃう、イく、と言って、三つ四つ、二つ三つなどローターを身体につけている様子がしみじみと心にしみる。 まして、カリを露わにした男優が列を連ねて周りを囲んでいるのが見えるのはとても面白い。 すっかりイき果ててしまって、あがる息の音、速くなった心臓音などは、もう言葉に尽くせない。

冬はコタツで。 足が蒸れているのは言うまでもないこと。 肌がとても白く透き通っているのも、そうではないとしても、とても寒い日にマフラーなどを厚く着込んでいながら、生脚を見せてまわるのも、いかにも冬らしい。 昼になってぬるぬるとしたローションを身体に塗りたくると、非モテの童貞も真っ赤に固く勃起してしまって間の抜けた感じだ。

最後に

現代語訳がキモすぎて泣いています。

 

 

 

初めて献血いった

 

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画像引用元 https://www.bs.jrc.or.jp/kk/hyogo/special/m6_03_00_kenketsucyan01.html  

この記事は、献血に興味はあるのにあと一歩が踏み出せずにいる方に向けて書いています。

今日は娘の運転免許更新の付き添いで免許センターへ行きました。予定では待合室でパソコンでも開きながらお気に入りのアダルトコンテンツを楽しもうと思っていたのですが、このご時世、どうも更新者以外は屋内には入れず外で待たなければならない様子。この寒空の下で待つのもなあ、とあたりを見渡すとそこには献血センターが。

献血。何度も街中で見かけてきましたが、恥ずかしながら一度もしたことがありませんでした。そもそも体重制限の問題で献血することができなかったのもあり、見て見ぬふりを続けてきました。というのは半分言い訳で、献血する勇気が湧かなかったからです。だって、人間の身体から何百mlもの血液を抜き取る、そんなの神をも恐れぬ無謀な行為ではありませんか。動物が為して良いこととは思えません。人智を超えています。

とはいえ、数十分の暇を持て余すことになってしまう今、寒い思いをしてスマホの小さい画面でアダルトコンテンツを楽しんだところで萎縮した芋虫は蛹となって羽化することもありません。私は献血センターの前をしばらく右往左往したのち、足を踏み出しヌきヌきしてもらうことに心を決めたのです。

初めての献血〜受付〜

扉をくぐると、スタッフの方がすぐに気づいてお出迎えしてくれました。アルコール消毒をして体温を測ってもらいます。この辺りは2020年のお作法ですね。

まず受付です。恥ずかしい気持ちになりながらも、正直に初めての献血であることをお伝えすると、一から丁寧に献血時の注意事項を教えてもらえます。初めてでなくても教えてもらえるかもです。名前や年齢、身長体重などを自己申告して受付完了です。このとき、身分証明書が必要になるので注意しましょう。コロナ禍で体重が10億kg増えていたおかげで安心して献血できますね。

初めての献血〜問診〜

受付が終わったら荷物やコートをロッカーに預けます。携帯は持っていても問題ないので待ち時間が長くても暇つぶしできますね。

パパッと血圧を測り(緊張していたのでめちゃ高かった)、問診に回答していきます。海外渡航歴や既往歴によっては献血を受けることができないので正直に回答する必要があります。ここで嘘をついてしまうと自分自身だけでなく、お血血を提供する相手にもご迷惑をおかけしてしまうので偽りなく回答しましょう。

気になった設問が一つあったので共有します。

6ヶ月以内に不特定の異性または新たな異性との性的接触がありましたか?

ここ半年以内…半年以内…つぼみさん…飛鳥りんさん…三上悠亜さん…石原莉奈さん…不特定多数の異性…あの時間を無かったものとしていいのか…私は…私は…

私は…!!!

 

 

初めての献血〜医師問診〜

問診を終えるとスタッフの方が来てココアを渡してくれました。寒いとお血血が取りづらいので、温かい飲み物で身体をポカポカにする必要があるようです。ココアは美味しいですね、愛須心亜さんのことが頭によぎります。

身体がほくほくしたら献血ルームへ向かいます。まずは医師の問診を受けましょう。問診で回答したことの復唱のようなことを先生と行います。あまりやる気の無さそうなお医者さんでしたが仕方ありません。気を取り直して次へ向かいました。

初めての献血〜前検査〜

血を採る前に、献血を行っても問題がないか確認するための検査を行います。看護師の方が対応してくれます。

右手の中指に針をチュッと刺してチュッとお血血をヌきます。検査液に混ぜ合わせると簡易の血液型検査、ヘモグロビンなどの検査を行うことができるようです。凄いですね、あんな少量を取ることで検査ができてしまうんですね。

検査の結果、私のお血ん血んは献血をしても問題ない健康な状態でした。やったー!いよいよ献血です!

初めての献血〜採血〜

検査も無事終わり採血のため、美容院でシャンプーするときみたいなソファに座ります。居心地の良いソファでとてもリラックスでき、加えてテレビ付きです。

腕を少し強めに縛って血管を浮き上がらせたのち、健康診断のときより少し太い針をプスッと刺します。さすがにちょぴっと痛いのですが、なんでも鑑定団を見て気を紛らわせます。不思議なもので、痛いのは少しの間だけですぐに気にならなくなりピュッピュッと元気に出ていきます。ヌいている間は頭にしっかり血が回るよう、足先を伸ばしたり戻したりします。また、受付で渡されたスポーツドリンクを飲んだりします。そんなことができるくらいには痛みも何もなくのんびりしていました。

あっという間に400mlが溜まりました。かつては私のあれをパンパンにさせていた血液が容器をパンパンに膨らませているのを見るのは壮観ですね。

初めての献血〜事後〜

そんなこんなで特に怖いことも痛いこともなく無事に献血を終えることができました。献血後は貧血状態になることもあるので、15分ほど安静にします。その間、サービスの飲み物やお菓子が食べ放題、さらに17アイスまでご馳走になれました。至れり尽くせりです。

そうしてひと段落し、とくに頭がぼーっとすることもなく無事に献血を終えた私は初めての献血センターを後にしたのでした。

さいごに

いかがでしたか。始めはあんなに敷居の高かった献血も、終わってしまうとあっという間でした。だいぶのんびりしてしまったので1時間ほど滞在しましたが、4, 50分もあれば十分に終わるので「少し時間が空いて暇だな」というときには本当におすすめです。

苦手な方は無理しない方が良いかと思います。でも、健康診断の採血に特に抵抗感がないような人はなんてことなく献血することができると思います。

血液というのは人工的に作ることができず、また保管できる期間も限られているそうです。そのため、常に献血に協力できる方を募集しています。ボランティア行為ではあるのでちっとも興味がない人に無理強いはできませんが、ちょっと怖いなあ、という気持ちだけで献血に足を運べていない方にとって、この記事が足を運ぶきっかけになれば何よりです。

 

 

女子きなもの

 

 

半年ほどブログを書いていなかったので、何か書きたいことがあるわけでもなく筆を走らせてみます。

滴るや 筆走らせば 我慢汁

嘘ですが、ここ最近ドイツのケルンに移住して異国の空気を味わいながら音楽家として曲を作ったりオーケストラの指揮を取っています。相変わらず音楽が好きで、それももっぱら作ることが好きで、空っぽな自分に唯一残ってくれた大切なものかもしれません。

幼い頃は、自分の好きなものについて語ることがあまり得意ではありませんでした。今となってはどうしてそうだったのか思い出せませんが、ある日電車帰りの中で知人が言った「好きなものは好きと言いたい、それがありのままの自分だから」という言葉を今でも不意に思い出します。

好きなもの 女子高生の 登下校

そんなわけで今日は自分が好きなものについて語りたいと思います。私のありのままの姿です。

「かわいい子にはぐんま」の広告

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言葉にならない

ときは言葉なんて

いらないとき。

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キミの世界だって、

別世界につながっている。

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動画だけじゃ

ここまで

心は動かせない。

、、、

、、、

、、、

コミックLOだ!!!!!!!!!!!!!

冗談はさておき、この広告、本当にいいです。好きです、大好きです。これほどまでに童心をくすぐる広告がかつてあったでしょうか。いや、多分あります。ありますが、私はかわいい子にはぐんまの広告が好きです。

イラストレーターのいつかさんのイラストがとにかく可愛くて、普通に考えたらくさいだけの言葉がすっと胸に入ってくるんですよね。

いつかさんのついった https://twitter.com/itukaki/status/928561569268510722?s=21

私たちは、大人になるにつれて感動を失っていきます。ワクワクしたり、心を震わせたり、そういう体験が得られなくなっていきます。刺激に慣れた脳はより刺激のあるものを求めたり、そういう果てにドラッグとか、セックスとか、暴力とか、酒とかギャンブルとかセックスとか、そういうものに依存してしまうように思います。

でも本当は、本当は私たちの生きているこの世界はちっとも輝きを失ってなんかいないんだと、かわいい子にはぐんまの広告は思い出させてくれますね。

けんさんの漫画

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感動を取り戻すといえば、けんさんのこの漫画です。 https://note.com/paper_kamikiri/n/nca4fbe47531e

けんさんの漫画はですね、本当に良いです、好きです。脳の動かなくなってしまった部分を、ぐりぐりとほぐされるような気持ち良さがあります。

発想の転換とシュールさ、それを一層引き立たせる緩い絵柄、どこをとっても完璧です。ずいぶんと前に購入したものの「雑な生活」は今ももったいなくて読めていません。

雑な生活 (ビームコミックス)

雑な生活 (ビームコミックス)

けんさんのついった https://twitter.com/nomorehole2/status/1312226266934775810?s=21

四方井さんのイラスト

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四方井さんのイラストは、本当に美しいですね…大好きです。私は音楽にせよ絵にせよ話にせよ、暖かくて苦しいものが好物なのですが、四方井さんのイラストはまさしく暖かくて苦しいです。もう少しわかりやすく言うと、壊れてしまいそうと言いますか、鋭利に切り立った断崖の上に成り立っているような危うさ、それなのに滲み出てくる優しさ、そういうものを四方井さんのイラストからはひしひしと感じます。好きです。

四方井さんのついった https://twitter.com/yomoi__/status/1278436539748487172?s=21

 

 

つぼみさん

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すき

 

 

つぼみさんのぶろぐ http://blog.livedoor.jp/sunriseagency/

 

 

与謝蕪村の歌を振り返る

 

 

総評というカテゴリを一億年ぶりに使います。与謝蕪村です。嘘です。松尾芭蕉です。

毎年エイプリルフールには、なにかみんなを楽しませられないかと歴史上の偉人になったふりをしたりして遊んでいます。伊能忠敬とか。そんなわけで今年は与謝蕪村を演じてみました。

恥ずかしながら、私は今日に至るまで与謝蕪村という俳人の作品をひとつも知りませんでした。せっかくなり変わるからにはその人となり、作品に触れてみたいと思い色々と調べたのですが、与謝蕪村、すごいです。私は俳句のことはよく分かりませんが、それでもじんとくるような作品がありました。

今回はそんな与謝蕪村の作品と、なり変わった私の作品を並べて振り返っていきたいと思います。

 

春の女児 終日犯し 犯し哉

元作品:春の海終日のたりのたり哉

終日は「ひねもす」と読みます。末尾の「かな」もうまく効いていますが、やはり特筆すべきは「のたりのたり」でしょう。俳句は17文字の制限があります。この中で「のたり」という言葉を、一回でも通じるにも関わらず二回繰り返すというのはとても挑戦的なことだと思います。また、与謝蕪村は画家としても才能があり、俳句の作風も非常に写実的です。思わず、春の陽気のなか、のんびりと眺める海の情景が目に浮かぶようです。

元作品と比べて贋作を見てみると、「のたりのたり」が「犯し犯し」になっていますね。元作品では、のんびりした雰囲気の強調効果を発揮していた表現が、「犯し犯し」になった途端に何度も何度も、という意味合いを持つようになりましたね。もとが「のたりのたり」ですから、なんとなく、春の浮かれた気分の女児が、薄暗い部屋でねっとり、ねっとりと終日弄ばれる情景が浮かんできませんか。

操散非処女溜息処々

元作品:柳散清水涸石処々

思わず、おいおい漢文か?と言いたくなるような作品です。やなぎちり しみずかれいし ところどころ、と読みます。ごくごく個人的な好みですが、私は単語の羅列表現大好き人間です。この歌では、清水涸石、で単語が羅列されています。助詞も含まない単語の羅列に、無限なる想像力の海を垣間見ますね。また、柳は春の季語ですが、この歌の季語は柳散で、秋の歌となります。

贋作は、みさおちり ひしょじょためいき ところどころ、と読みます。元作品が柳という春の季語を散ると合わせることで秋の季語としているように、贋作も操散という表現で「簡単にお股は開かないぞ!」と操を立てて入学した女子大生が秋には非処女となっていく寂しさをうまく表現できたと思います。

痴女モノで 四六時シコる 親父かな

元作品:鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分かな

これはですね、元作品が良すぎます。めちゃくちゃかっこいい。台風(野分)の中、鳥羽離宮へ五、六の騎馬が駆けていく様子がありありと見えてきます。鳥羽殿へ、がかっこいい。ずるい。

さて、贋作ですが、、、元作品からは想像もつかないほどキモい作品になりましたね。キモさ全振り。特に言いたいことはありません。

マラテンガ 女優の膣に 似たるかな

元作品:花いばら故郷の路に似たるかな

良いですねえ。花いばら、のフレーズが良いです。母音が「ああいああ」となっていて、「花」といばらの「ばら」の語感が気持ちいいです。また、これと韻を踏む下五の「似たるかな」も気持ちよく、思わず声に出して読みたくなる作品ですね。

贋作のほうは、すみません、勢いだけなのであんまり気に入ってないです。そもそもお前はAV女優の膣のナニを知っているんだ。

クリひとつ うづみ残して まん毛かな

元作品:不二ひとつうづみ残して若葉かな

これも情景がありありと浮かんでくる、素晴らしい作品ですね。あたり一面を埋め(うづみ)尽くす新緑の若葉のなかに、ただ一つ凛と佇む白雪を被った富士山の神々しさに目頭が熱くなります。

贋作の方は、デリケートゾーンを埋め尽くすまん毛のなかに、きっと勃っているのでしょう、ピンとせり上がったクリが見えてきませんか。世の中には剛毛フェチというものがあるそうですが、私には理解できません。剃ってください。

ゴム脱ぎて 中出したりぬ 二三遍

元作品:牡丹散りて打ち重なりぬ二三片

こちらも元作品が良いですね。特に、最後の「二三片」という切り方。ここまでは切れ字の「かな」が多くありましたが、このようなぶつりと切る表現も心地よい余韻が残り、散った牡丹の大きなピンクの花弁が重なっていく様が浮かびます。

贋作にはひとつギミックがあって、元作品と合わせて読むと「中出したりぬ」の「たり」や「ぬ」を完了の助動詞として「中出しちゃった❤️」みたいなニュアンスで考えてしまいそうになりますが、「たり」「ぬ」と続けて助動詞になってしまいますのでその読み方は文法的に誤りです。ではどう読めばいいかというと、「足りぬ」と読み「ぬ」を否定の意味ととらえます。すると、「中出しちゃった❤️」どころか二、三回出しても満足しない絶倫男の歌であることが見えてきますね。

ゴム無しで 出すうれしさよ 手を繋ぎ

元作品:夏河を越すうれしさよ手に草履

これはですね、もう、元作品が本当に好き。他人の俳句をこんなに好きになったの、初めてかもしれません。夏の川をですね、渡るわけです。何が良いって、下五の「手に草履」、この言葉で「裸足で川の中を歩いていること」が分かるのです。途端にあの、暑い日差しのなか足元を流れる小川の冷たさが思い出されます。無邪気な喜びを心の底から呼び覚ますような、そんな作品だと思います。

贋作はどうかというと、時と場合によっては忌むこととされる中出しが「手を繋ぎ」という言葉により、男のわがままではなく男女の合意の上で行われていることがわかるような展開に仕上がっています。

行きずりや 重たき姫の 抱き心

元作品:ゆく春や重たき琵琶の抱き心

過ぎ去る春の寂しさを、重たき琵琶の抱心と表現する。感服ですね。なんてアダルトで、ロマンチックな表現なのでしょう。与謝蕪村、天才か。

贋作はワンナイトラヴのつもりだった行きずりの女が愛されたい系メンヘラだったという、取り返しのつかない過ちを描いています。

おわりに

いかがでしたか。クソみたいな下ネタの作品たちも、元作品と比べることで奥行きが出てくるのを感じられたでしょうか。

明日からはまた松尾芭蕉として、恥語(季語)で色欲(四季)を歌っていきます。今後とも、松尾芭蕉をどうぞよろしくお願いします。

Twitter:@matsuwobaseu

 

 

早漏を克服したいで候う

 

 

こんにちは、まつをです!久しぶりに普通のブログを書きたいと思います!近ごろは外から聞こえる猫の盛り声に合わせて自慰することで仮想(仮装)バーチャル猫娘セックスを楽しんでいます。嘘です。

今日のテーマは、、、ででん!

早漏で候う!

遅漏早漏問題は士農工商の時代から誹謗中傷を伴って人々を苦しめてきました。遅漏早漏を簡単に説明すると、男性の絶頂(ファイナルミルキービーム)が女性の絶頂(トップオブエベレスト)より早いか遅いか、と言ったものです。

お察しの良い方はもうお気づきでしょうか。そうです、遅漏早漏問題は個人間の相性にひどく依存するのです。ですから、相性の良い相手に出会えることが一番です。巷ではよく「身体の相性が大事!」とか聞きますよね。うるせえ。とはいえ、そうそう簡単に身体の相性が良い相手には出会えないので、絶頂のタイミングをコントロールする必要が出てきます。そして、その役目を担うことになるのはいつだって男性です。

なぜ男性ばかりがそんな苦役を科されなければならないのでしょう。それは実は、男女の性質によって運命づけられているのです。

ご存知のとおり、ファイナルミルキービームはファイナルというくらいですから、そうそう何度も放つことはできません。言うなればウルトラマンスペシウム光線です。放ったあと、勇ましかったはずのあれは3分後にはまるでウルトラマンが宇宙へ帰っていくときのようにシュワっと小さく萎んでいきます。

それに比べて、トップオブエベレストはまず見極め自体が非常に困難です。まるでヒマラヤ山脈をイくかのように、おお、ここが頂きか!と思ったらナンガ・パルバットだったり、ついに!と思ったらカンチェンジュンガだったりします。

もう少しわかりやすく言うと、男性の絶頂への道のりは直線的な単調増加であるのに対し、女性の絶頂への道のりは波状なのです。こちらの本が詳しいので気になる方は読んでみてください。

女医が教える 本当に気持ちのいいセックス

女医が教える 本当に気持ちのいいセックス

  • 作者:宋 美玄
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

今回は、早漏の方に向けた記事となります。なぜなら、私自身が早漏だからです。

「相手もいないのに早漏で悩むことなんてある?」

と思ったあなた。甘い。甘すぎる。経験則からして、アダルトヴィディオの1プレイはだいたい30分〜1時間くらいあります。男なら早送りなんてしません。それこそ心の早漏です。ですが、そんな気概も虚しく涙そうそう早漏はつぼみさんのトップオブエベレストにたどり着くことなく、それどころか、登頂準備(前戯)中にスペシウム光線を放ったりします。

一緒に「イぎたいっ!!!!」とニコ・ロビン並みの思いを抱えるあなたに、早漏克服のためのいくつかの方法をお伝えします!

触覚を邪魔する

ファイナルミルキービームは快楽によって放たれます。快楽とはなんでしょう。言い換えると気持ち良さです。

そうです。快楽なんてものは気の持ちようです。そして気の持ちようを変える最も簡単な手段。それは五感を邪魔することです。五感を邪魔して股間をまさぐるのです。

アダルトヴィディオを楽しみたい者としては、聴覚と視覚とちん覚だけは邪魔できません。となるとまず思い浮かぶのは触覚です。

快楽を抑える触覚への刺激…そう、痛みです。試してみてください。右手の動きに合わせて左手で太ももの肉をつねるのです。

 

あっ!痛っ、あっ、い、あぁ、痛ぁ、ぁあ、あ、あっ!あっ!!つっ、あ!ああ!!

 

10回ほど繰り返すうちに、太ももをつねるだけでファイナルミルキービームを放てるようになります。

嗅覚を邪魔する

触覚はだめでした。パブロフの犬のようにあっという間にSMの犬になって痛みに快楽を感じるようになってしまいます。ええい、次にイきます。

簡単に気を紛らわせられるもの、そう、嗅覚です。とはいえあまり嫌な匂いでは興が削がれそうですから、不快すぎないものを探してみましょう。例えば…

コーヒー。コーヒーを挿れましょう。試してみてください。右手の動きに合わせて左手で手動コーヒーミルを挽くのです。

 

あっ!「ガリガリ」あっ、ん、「ガリガ」あぁ、「ガガ」ぁ、ぁあ、「ガリ」あ、あっ!あっ!!「ガリガリ」くんっ、あ!ああ!!

 

10回ほど繰り返すうちに、朝の一杯のコーヒーがカフェ・オ・レになります。

味覚を邪魔する

嗅覚もだめでした。そもそもコーヒーには脳を活発にさせる効果があるとも言われています。ええい、さらに次にイきます。

ここまできたら後には引けません。今度は味覚です。試してください。右手の動きに合わせて舌でキャンディを転がしながらああああああ"あ"あ"あ"!!!

 

キャンディといえばロリポップですね。つぼみさんこそ、ロリの王道をいく、キングオブロリポップだと私は思います。

シコうを邪魔する

視覚も聴覚も強すぎます。この二つだけで私はつぼみさんでいっぱいになり、ちん覚が飛車角落ちです。私はもう、つぼみさんと同じタイミングではFMBできないのでしょうか。つぼみさんのToEにたどり着くことはないのでしょうか。

あれやこれやシコシコ思考し試行錯誤した私がついにたどり着いた早漏の克服法はこれです。

違うことを考える

え、そんなこと?と思われるかもしれません、が、これにより私は少しずつFMBコントロールを体得しつつあります。

では何を考えるのか。手っ取り早く試せるのは「お母さん」です。しかしながらこれまでの流れのとおり、あまり「お母さん」を多用すると地獄を見ることは火を見るより明確です。

次に中学校の頃の担任、三井住友銀行のミドすけ、ハローキティムシキング、実家の土手にいたカエル…そうしてついに出会った最強のFMBコントロールパートナー。それは…

 

 

 

シン・ゴジラ(第二形態)です。

 

私は、つぼみさんを見ながら、右手でちん覚寺の鐘を揺らし、左手でコーヒーを挽き、舌でキャンディを転がし、頭にシン・ゴジラを浮かべるようになりました。そして、ついに、私は、

 

 

 

 

早漏を克服することはなく、自慰に嫌悪感を抱くようになったのでした。

 

 

【小説版】性交の架橋

    「あーあ」

思わず深く溜め息をついた。冬の雨が灰色の街の輪郭をぼやけさせて、まるで生気を吸い取られたみたいな景色。

雨は苦手だ。じめりとした空気。身体に触れる水の粒の不快感。寒い時期の雨は少し痛いくらいに冷たい。朝の予報は見事にあたったが、僕は傘を持っていない。傘を持つのも嫌いだ。荷物が増えるから。救いようがない。

下駄箱で靴に履き替えて、ぼんやりと雨を眺めていた。そのうち止むだろうか。思いきって今出ていくのが正解か。そんなことを考えていると、突然うしろから声をかけられた。

「一緒に帰ろ」

その声に胸の中が跳ね上がるのを感じる。振り返ると赤いマフラーで口元を隠す彼女がいた。高校の入学式で初めて見たときからずっと。一目惚れだった。二年生になって同じクラスになったけれど、たまに授業で会話するくらいで距離を縮められている実感はない。

そんな彼女から声をかけられただけでも思いがけないことで、だから、彼女が何を言っているのかしばらく理解できなかった。傘、忘れたんでしょ、と彼女が微笑む。耳がじんわりと赤くなっていくのを感じた。

・・・・・・・・・・・・・・・

見慣れすぎて、いつもなら意識することもない街を眺める。灰色だった景色が嘘のように色とりどりだ。傘の上に、ぽつりぽつりと水玉が落ちる音がする。不快なはずのそれが心地良く聞こえる。ちゃちなビニール傘の下、肩を寄せて歩く彼女がいるから。

5分ほど歩いただろうか。緊張してあまり話せない自分に嫌気が差す。せっかくのチャンスなのに。彼女が一緒にいて楽しいと思えるような、なにか、なにか、

「わっ」

突然、強い風が吹いた。傘を持っていかれそうになって、慌てて両手で持ち直す。にわかに雨が激しくなり、再び強い風が吹く。ぱきぱき、と安い音を立てて骨が折れたかと思うと、あっという間にビニールがひっくり返り剥がれかけた。どこかに入ろう。そう声をかけて、彼女の手を握った。彼女は驚いた顔をして、だけど、振り払うことはなかった。視界もままならない土砂降りの雨の中を無我夢中で走った。

慌てて駆け込んだ建物の中で、彼女と目を合わせた。びしょびしょになった肩。髪先から落ちるしずく。壊れた傘。妖しく光るタッチパネル。妙によそよそしいBGM。

 

 

「ラブホテル…?」

・・・・・・・・・・・・・・・

とにかく身体を温めないと風邪をひく、と言い一番安い部屋を指定して彼女を連れ込んだ。十八歳未満はダメって書いてあるよ、と不安そうに言う彼女に、シャワー借りるだけなら大丈夫だよ、なんて。なにも知らないくせに。

初めてのその空間に緊張していたけれど、意外と綺麗な部屋に思わずわくわくしてしまった。動かないスロットマシーンを彼女はかちゃかちゃと動かして、壊れているのかなあと呟いた。先にシャワー浴びていいよと声をかけると、うん、と返して彼女はシャワールームへ向かった。彼女がシャワーを浴びている間、どうにも落ち着かず、部屋中をくまなく調べた。デリバリーヘルスの広告や、ベッド脇に添えられたコンドーム、ビニールを被せられた電気マッサージ機。目に映った「そういうもの」を片っ端から隠した。なんとなく、そうしないといけない気がした。

上がった彼女はバスローブを着ていたようだったが、あまり見てしまわないようにすぐにシャワールームへ向かった。服を脱いで、扉を開ける。ふわりと、シャンプーかリンスか、甘い香りが鼻腔を通る。長い髪が鏡のふちに張り付いている。いましがた、ここで彼女もシャワーを浴びていたという事実が、何か、心の中の得体の知れない感情を刺激した。

・・・・・・・・・・・・・・・

シャワーを済ませてバスタオルで身体を拭い、そのまま腰に巻いて部屋に出た。そして初めて、風呂上がりの彼女を、見た。

バスローブと溶け合うような純白の肌。半分しか隠れていない太もも、すらりと伸びる足、小さな爪。ドライヤーになびく、まだ少し濡れた妖艶に光る黒い髪。頬からうなじにかけての暗影。柔らかそうな衣服にまとわれた控えめな胸の辺りの丘陵。何かが、ふつりと切れてしまった。彼女は気がつくとドライヤーを切って振り返った。目が合うよりも早く、バスタオルが落ちた。大きな傘が、少し濡れた傘が姿を現して。ふぁさり。ぼろん。

「一緒になろう」

考えるより先に出た言葉。彼女は驚いて横に目を逸らした。何かを言おうとして口を開け、閉じ、ぷっくりと赤い頰を膨らませる。そして、泣き出した。声を出すでもなく、綺麗な瞳から、涙をこぼした。まるで潮が引くように傘は萎んだ。冷静になって、冷や汗が溢れ出る。慌ててバスタオルを巻き直していると、震えた声で、彼女がぽつり、ぽつりと、降りはじめの雨のようにつぶやいた。

 

 

「君のこと、ずっと、好きだったのにな」

・・・・・・・・・・・・・・・

隣を歩く彼女は、割り勘でいい、と部屋を出るときに1,000円を渡してくれたのを最後に、ずっと俯いてスマホを見ている。かける言葉もなく同じようにスマホを見ながら無言で歩いた。有名芸能人が未成年に淫交した話題がSNSを騒がせていた。なんだか嫌な気持ちになって閉じ、ふと、空を見上げた。

雨は、いつの間にか止んでいた。そんなことも忘れていた。呆れるくらいの綺麗な虹が、空に大きな左曲がりの弧を描いていた。

「あーあ」

思わず深く溜め息をついた。ワンコのように無邪気に振った棒で、二年間の恋を、両想いだったそれを、棒に振ってしまったのだ。

あんな風に綺麗な虹色だったなら。君も喜んでくれただろうか。そんな馬鹿なことを考えながら、苦笑いした。俯いて歩く彼女には、虹のことは話さなかった。

 

もう、迷わずに進めばいい。性交の架橋は見えている。

 

 

 

 

僕はポケットに突っ込んだデリバリーヘルスの広告を強く、強く握りしめた。

 

 

 

性交の架橋 / くゆ太子 - ニコニコ動画

はじめてひとりで飛行機のった

 

 

がごごごご、と乱暴な音を立てて車輪が地面に当たる。ぼくは、まるでジェットコースターに乗っているときみたいに強く足に力を込めていた。着陸したとのアナウンスが機内に流れる。

…………………………

ぼくは、東京の下町の、至って普通な家族のもとに次男として生まれた。両親と、6つ歳の離れた兄と、黒のラブラドールレトリバーが家族だった。

幼少の頃から怖がりで、暗いところに行くと父親にだっこをねだり、ガメラのおもちゃが音を立てて動き出すと泣き喚いた。そのくせ、人一倍、一生懸命、大人ぶった。兄が6つ離れていたこともあり、自分だけがガキんちょなのが悔しくて、自分だけが夜の10時に寝ないといけないことに納得がいかなかった。布団の中にぼんやりと聞こえて来る居間の話し声は、ぼくだけを除け者にした密談みたいだった。

年をとるほどに、ぼくは精一杯背伸びをするようになった。4月生まれで周りより少し身体が大きかったことや、兄の友人に混ざって遊ぶ中で、なんとなく、自分は同年代よりもずっと大人なのだと思っていた。兄の進研ゼミの付録を勝手に借りて先の勉強をしたりして、自分だけがみんなより先に行っていることに優越感を覚えた。

より悪いことに、ぼくはだんだんと人より遅れることに恥ずかしさを覚えるようになってしまった。ぼくはみんなより大人で、たくさんのことを知っていて、みんなが知っていることを知らないはずがない。そんな虚栄心ばかりが大きくなってしまった。

だからぼくは、知らないことを誤魔化すようになった。うまく誤魔化せるくらいには、ぼくは狡猾だった。知らないことを知らないと言うのが恥ずかしくて、新しいことに挑戦する勇気がなくて、ぼくはどんどん世間知らずになった。なんでもわかってるみたいに余裕のあるフリをして、その実なんにもわかってなかった。

SUBWAYの注文の仕方。 タクシーの乗り方。 映画のチケットの取り方。 病院のお見舞いの仕方。 新幹線の乗り方。 宿の取り方。 洗濯機の回し方。 料理の仕方。

わかったフリして友人や家族に任せて。何にも分からないまま身体だけ大人になってしまった。大見栄切って一人暮らしを始めたあとの生活はひどいものだった。粉末洗剤も水に混ぜれば液体洗剤になると思って試し、固まって洗剤を入れる穴が塞がった。もやしが安いからと買い、火を通さず食べて吐くほどまずかった。初めてのデートで映画のチケット発券機の前でオロオロして幻滅された。きっとみんなからしたら馬鹿みたいな失敗を何度もしてしまった。

大学生になって、社会人になって、少しずつ、いろんなことに挑戦している。みんなが当たり前にできることを、遅れながら、あの頃避けてしまった恥ずかしい思いをしながら、少しずつ覚えている。ひとりで新幹線に乗るのも、宿に泊まるのも、胃が痛くなるくらい緊張しながら。

…………………………

今日は、はじめてひとりで飛行機に乗った。相変わらず大人ぶって、空港のラウンジでコーヒーを飲んだ。店員さんが「ラウンジでは〜〜」と話すのをうまく聞き取れなかったけど、わかったフリしてうなずいた。ラウンジでは搭乗案内が流されないということを、あとになって飛行機に乗り遅れそうになってはじめて知った。飛行機に乗ったあとの腹痛はひどいものだった。出発から到着まで緊張しっぱなしで、少し具合が悪くなった。なんとかたどり着いて、宿泊先の近くのイタリアンで大人ぶってワインを飲み、何かもわからないままアヒージョを頼んだ。何かスープみたいなものがぐつぐつ沸騰していて驚いた。よく分からないまま全部飲み干して、店員さんに怪訝な顔をされた。スープみたいなぐつぐつは、普通飲み干さないみたいだ。

相変わらず見栄っ張りで世間知らずで怖がりな自分と、ぼくはなんとか付き合っていかないといけない。いつの日か、ちゃんと、あの頃憧れていた大人になれるように。