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自転車に乗って遊びに行こう

ここ最近重めの記事が多かったので、気楽に読めるものを書きたいと思い筆をとってみました。

夏休み、皆さんは何をして過ごしていますか。私の頭の中はまいまいのことでいっぱいで、女子高生として過ごす夏休みをとても楽しんでいます。

思い出話になりますが、私は自転車で遠出をするのが好きでした。残念ながら子供の時分にはロードバイクなど持ち合わせていませんでしたから、遠出をするにも専らママチャリを漕いでいました。なかなか進まない上に疲れるのですが、それはそれで今となっては良い思い出です。

葛西臨海公園

初めて遠出と呼べる距離を走ったのがこちら。たしか小学生の時で、二時間半くらいかけた覚えがあります。中学生の頃には一時間半くらいで行けたので大した距離ではないのかもしれませんね。

初めて行った時の一番の思い出は、線路だったか高速道路だったかを越えるとなった時に、橋を渡るのに階段を上るしかなかったことです。疲れ切った身体で自転車を持ち上げながら階段を上るのは本当に辛かった記憶があります。後になって分かったことですが、少し道を外れたら普通にトンネルがありました。どおりで橋の上を走る自転車がいなかったわけです。

上った分、下りは自転車をガッタンガッタン言わせながら思い切り降りて、橋を越えた後の達成感は人生の山を一つ越えたかのようでした。あれほどの夏を、私は未だに体験していません。


都庁

こちらも二時間半くらいかかったかなあと思います。そろそろ私の実家が特定できそうですね。

秋の時節に行ったのですが、靖国神社に初めて行ったこと、明治神宮外苑のいちょう並木を歩いたことは良い思い出です。

ご存知の方も多いと思いますが、東京都23区というのは案外に坂が多くあります。特に東から西にかけての上り坂が多くあります。理由は昔々に堆積した富士山の火山灰です。東から西へ出発した私たちはその坂道に大変苦しめられたものでした。

このとき、都庁近くの刀剣博物館にも行きました。美しく磨き上げられた刀の数々や、鍔の模様に目を奪われる素敵な場所なのでとてもオススメです。

昔からワンピースが大好きな私は、さすがに身体がゴムになることはないな、とゾロに憧れていました。おもちゃ売り場で刀を欲しがり、これはどう?と母親に勧められたそれを見て、

「これ、本当に切れるの?」

と尋ねていたそうです。ガキ怖え。


利根運河

流山市にある利根運河に行ったことがあります。桜を見ようとここまで行ったのですが、道中に迷い山の中でおじさんに道を教えてもらった覚えがあります。大した距離でもないのに結局四時間ぐらいかかりました。

これまでの旅もそうなのですが、当時はガラケーしか持ち合わせていなかったのでスマホのような便利なGPS付きの地図はありませんでした。前日に印刷した地図を片手に道に迷いながら自転車を走らせたものです。不便さが招く大変だったことの方が記憶には強く残りますね。

利根運河の桜まつりは、まあ普通の桜並木と言ってしまえばそれで終わりです。が、四時間汗水流して見に行った桜はその分だけ美しく春の風に揺られていました。

この旅の一番の思い出は、帰り道の向かい風です。半端じゃない風の強さで、目にゴミは入るわ自転車も漕げないわで苦行と呼ぶ他ないものでした。出発地に帰り、みんなで食べたカラムーチョがとても美味しかったね。みんな覚えてるかな。


きぬの湯

一番の遠出はこちらでした。朝の六時くらいに集合でした。雪こそ降っていなかったものの一月頭の極寒の冬でした。茨城まで行って温泉に入ろうというのが旅の趣旨でした。なんでそんな辛い事をしなければならなかったのか、今となってはよく分かりません。

この旅の思い出は何よりもとにかく寒かったこと。身体は暖かくなるのに、手足は千切れそうなほどに冷たくなっていくのです。そうして四、五時間かけてたどり着いた温泉は正しく極楽でした。身も心も昇天するような幸せの温もりを感じたのです。

一、二時間ほどそこで身体を休め、再び同じ道を帰ったのですが、一瞬の幸せを最上のものとするために私たちは苦しまなければならないのだということを悟る経験になりました。帰りも寒かった。


おわりに

高校生となった今、どんどんと抜け落ちていく記憶の中に変わらず燦然と輝くこれらの思い出は紛れもない私の宝物で、四季の原風景です。



ちなみに私の色欲の原風景は新聞の下に載っていたFRIDAYの広告です。