まつをのラジオ:受験

「こんばんは!家庭教師のお姉さんにエッチなことを教わりたい!まつをのラジオパーソナリティのまつをです!」
「いぇーい☆永遠の17歳、まいまいだよー!」
「寒くてやる気が出ない季節ですが、そろそろ受験シーズンですね…!」
「どきどきするね!みんな頑張れ☆🎉」
「まいまいは受験したことあるんでしたっけ?」
「高校受験はしたよー」
「ほほお!高校受験はしたことがないのでイメージが湧かないんですよね…!」
「地元の子がたくさん行く高校で、そんなに難しくなかったよ!一つレベル上げると進学校で、一つ下げると荒れてる感じ。地方だから学校が少ないの」
「なるほどなるほど。共学ですか?」
「そうそう!男の子と下校するとパパが嫉妬するの❤️」
「パパはガキなんですね!」
「パパノワルグチイウヤツコロス」
「冗談ですよ!自分は中高一貫校だったので高校受験はありませんでした。逆に中学受験はしましたね」
「おお!ハイソな感じする!」
「面白かったのは、学力テストの他に一つ特技をやるやつですね」
「なにそれ!」
「周りの人はバイオリンとか持ってましたねえ。披露した後に面接するんですよ」
「へええ」
「自分はピアノを弾いたんですがボロボロの演奏でしたし、何より面接の時に今まさに受験している学校名を忘れて散々でしたね」
「それはひどい」
「まあ、落ちても地元の公立中学校という最強の滑り止めがあるので中学受験はオススメですよ!」
「なるほどねー!大学受験はどうだったの?」
「懐かしいですねー。受験生の冬、12月にけいおんの映画が上映されたんですよ。それを機にけいおんのアニメを全て見て、1人で映画館に行きました」
「おい」
「それからというもの僕は放課後ティータイムに恋をしてしまいました。誰推し?とかは野暮です。私はあのバンドが、放課後ティータイムが好きになったんです。狂ったようにアニメを見返しながら自慰を繰り返す日々」
「おい」
「気付くとセンター試験が終わって、みんなが上手くいっただの失敗しただの一喜一憂している最中、私の恋はホッチキス、1・2・3・4・GO・HA・N!と声高に叫んで」
「おい」
「残念ながら私の受験はうまく行きませんでしたが、その代わりに一生モノの青春を手に入れたんですよ。今でも文化祭のことを思うと涙が出てきます」
「…」
「ちょっぴり嘘もつきましたが、受験が上手くいなかったのは本当です。自暴自棄になって二月は朝5時まで2ch見て夕方5時ごろに起きる生活をしてました」
「家族に怒られなかったの?」
「『すやすや寝てて安心する』って言ってましたね」
「ご両親が不憫で泣けてきた」
「僕は努力から逃げた人間ですが、そんな風に逃げた先でも温かく接してくださる皆さんのおかげで今日もこうしてまいまいと楽しくお話できるわけです。だからまいまいも、みなさんも、長い人生のうちの一つの分岐点を、例えどんな結果であれ認めて、受け入れて生きていってほしいなあと思います」
「まいまいはパパと同じ大学に入るの!」
「おや、お手紙ですね。福島県在住の息子は絶対旧帝大さんから『息子が勉強しません。頭も悪いのに努力もしないので毎日叱っていますが一向に良くならずストレスが溜まります。旦那にも嫌気が差し、もう何もかも投げ出したいです』」
「うわぁ…」
「息子さんはどうして勉強をしないんでしょうね。あなたはどうして旦那さんに嫌気が差すようになったんでしょうね」
「?」
「まるで何もかも自分以外が悪いかのように書かれていますが、物事には因果があります。今の状況を作ったのはあなたではありませんか?叱られると勉強ができるようになりますか?頭が悪いとけなされると勉強したくなりますか?家事をやれと叱られると家事が楽しくなりますか?メシがまずいと言われると料理を作りたくなりますか?」
「おおお」
「何もかも手遅れになってしまう前に、もう少し冷静に物事を捉えて見てください。あなたが思っているよりもずっと、人間は人間です。家族だって人間です」
「ふかい」
「それでもストレスが溜まってしょうがないなら僕とセックスしましょう」
「おい」
「長くなってしまったのでここらで終わりましょう!来週のテーマは『すき家』です!深刻なテーマ不足なのでどなたか助けてください!お願いします!!」
「ラジオが終わっちゃう!!(>_<)」
「それでは芭蕉さんお願いします!」
「激烈な 受精戦争 勝ち抜こう」
「ありがとうございます!それではまた来週!」
すき家からお届けするよー♪」