落書きにかっこいいタイトル付けて芸術にしよう
お久しぶりです、まつをです!
すっかり秋も過ぎ去りそうな寒い日が続いていますが、今日は芸術の秋がテーマです。
私は幼い頃から、美術大学を出ていた父に誘われよく美術館や展示会に行ったものでした。一枚一枚の絵とじーっと向き合い、離れたり、近づいたり。想像を膨らませて絵を見るのが今でもとても好きです。
ところがどっこい!
好きとはいうものの、私には絵の良し悪しがさっぱり分かりません。好き嫌いはあるのですが…。特に、抽象的な絵になってくるといつもの楽しみである想像を膨らませることもできなくなってしまいます。私のひ弱な想像力では、とても抽象画に太刀打ちできない…
しかし、そんな私にも救いの手が!
そうです、タイトルです。難解な絵でも、タイトルがあるだけでだいぶ印象が変わります。ふむふむ、タイトルは『眠る女の子』かあ。あ〜なるほど!この丸は人の頭かな?そしたらこのお山はおっぱいだ!!
と言った具合に、タイトルは私の絵の理解の助けとなってくれます。(タイトルがあることで、逆に観る人の自由な感じ方を奪ってしまうこともありますが…)
そこで私は考えました。逆説的に、それっぽいタイトルを付ければ適当な落書きも芸術作品になってしまうのでは!?
と言ったわけで、今日は私が適当に描いた落書きにかっこいいタイトルをつけて紹介していきたいと思います。
1.「〜、あるいは〜」
はい、それでは最初の作品です。
『熟れたトマト、あるいは命の象徴』
か〜っ!!かっこいい!!!
最初はなんだこれと思った皆さん、いかがですか。タイトルを見た途端にぐっと来ませんか?来ませんね?そうですか。
私はこの「〜、あるいは〜」というタイトルが下半身が濡れるくらい好きです。え、結局どっちなん?その二つ全然ちがない?あれ???みたいな気持ちになってパラサイト・イヴになってしまいますね。
2.羅列
続いてはこちらの作品です。
『静寂、夜更け、後悔』
か〜っ!!おしゃれ!!!
それっぽい単語を適当に羅列するだけで何故だか雰囲気が出てしまうこの手法。私の大好きなART-SCHOOLというバンドも歌詞でよく使っています。「夕陽、ポプラ、テニスコート」とか「売春婦、レプタイル、11月の祈り」とか。このよくわからんけどなんか分かる感がめちゃくちゃ良いですよね。言葉と言葉の隙間を埋めるように想像力が刺激されますし、例えるならえっちなシーンだけ切り取って繋げたAVのサンプル動画みたいなものでしょうか。
3.ジブリ
どんどん行きましょう。次の作品はこちら。
『庭園の親子の戯れ』
あ〜っ!!風の谷のナウシカ!!!
ジブリタイトルで「の」が使われるとヒット作になるという都市伝説がありますが、「〜の〜」と繋げると俄然タイトルっぽくなります。
意味合いとしては『庭園で戯れる親子』でもよいわけですが、『庭園の親子の戯れ』の方がタイトルとしてがつんと来ませんか?来ませんね?そうですか。
ちなみに私は千と千尋の神隠しが好きです。
4.Untitled
最後はこちらの作品。
『無題』
で、でた〜〜!無題!!どう見てもおまんこじゃん!!!
定番も定番、『無題』ですね。もうこれ、タイトルだけで今夜はアダルトサイト巡りをしなくても良いくらいのおかずになります。字面から音の響きから何から何までかっこいい。私も下の名前は無題が良かったです。松尾無題。
『無題』の良いところは観る人の想像の余地を奪わないところにもあるのですが、その上作者の「この絵には意味なんかないんだよ」みたいな斜に構えたメッセージも読み取れて胸がずきゅぅぅうんなりますね。どう見てもおまんこなんですけど。
おわりに
お付き合い頂きましてありがとうございました。いかがでしたか?適当な落書きでもそれっぽいタイトルをつけるとそれっぽい感じに見えてきますよね。余談ですが、今回の落書きは全てiPhoneのメモ帳で書きました。メモ帳はお絵かきもできて便利ですね。電車の中でおまんこ描いてるときはドキドキしておちんぽがボキボキしました。
タイトルがどうのこうのとお話ししてきましたが、絵を見るときに一番楽しいのはその絵が何を訴えかけてくるのか、自分自身が何を感じるのか、と向き合うことだと思います。芸術の秋、たまには美術館に足を運ばれてはいかがでしょうか。